auひかりホームにはなぜ2種類あるのか

光回線の契約を考えたことがある人ならば、NTTだけでなくauひかりも検討したことがある人も多いでしょう。

auひかりには戸建向けのホームタイプと、集合住宅向けのマンションタイプがありますが、マンションタイプは大規模マンション限定となっているので、実際にマンションタイプを選べる人は少ないです。

auひかりホームタイプは、集合住宅であっても特定の条件を満たすことで、電柱からの直接引き込みに対応しています。

しかし、住んでいる地域により引き込み可能条件に大きな違いがあることに気づいている人は少ないです。

auひかりホームには、旧TEPCOひかりと旧ひかりONEから引き継いだ首都圏と一部県庁所在地限定で、KDDIが自前で回線を敷設して運用しているエリアがあります。

電柱にオレンジ色の光ファイバーケーブルの目印が付いているので、NTTの水色との違いから見たことがある人も多いでしょう。

電柱の地面から7m程度の位置に敷設されているKDDIの自前回線は、NTTの5m前後という位置よりも高い位置に光ファイバー線を這わせているので、集合住宅へ引き込みを行なう際に建物の3階まで引き込みが可能です。

光ファイバーは、引き留め金具を用いて建物固定しますが、高い方向への引き込みをすると光ファイバー線に負荷がかかり折れてしまう可能性があるので、建物の高さがそもそも3階以下の場合のみ工事を行なっています。

5階建ての建物で3階に住んでいても、建物の構造上一度最上階に引き留め金具を付ける必要があるケースが発生するので、クレーム回避のために最初から建物の高さ制限を3階までという条件を付けて申込みを受付けているわけです。

一方、auスマートバリュー適用と同時に全国展開を行なったauひかりホーム(S)については、シェアド回線と呼ばれていて、NTTが敷設した光ファイバー回線を借り受けて運営しています。

NTTの工事業者がKDDIによる手配により引き込み工事を行なうので、最初から建物の高さ制限を2階以下と厳しくしているわけです。

NTTの工事業者がフレッツ光回線を東京都内で引き込み工事をする際には、5階程度まで直接引き込みを行なった事例が数多く報告されていますが、auひかりホーム(S)では首都圏以外の地方となるので、下請け業者の引き込み技術による差が出ないように、最初から2階までという制限を設けて、工事NGとなる件数を事前に少なくしているわけです。