固定回線とモバイル回線の違いは通信量制限にある

最大通信速度については、固定回線とモバイル回線で差が縮まっていることは確かです。

しかし、ベストエフォート方式で運用されていることと、有線接続と無線接続の違いにより固定回線はモバイル回線よりも遥かに高速な状態が続いています。

固定回線では、通信速度はプロバイダーの能力による違いが影響している状況となっており、モバイル回線では通信速度制限と電波状態により実測値はカタログ値よりも遥かに低い状況が続いているわけです。

固定回線として従来はADSLやケーブルテレビ接続がありましたが、上り回線速度の遅さから価格に見合ったサービス提供がされていない現実があります。

固定回線で満足出来る回線品質を提供出来ているのは、光ファイバー接続に限定されている状況です。光ファイバー回線であっても、部屋まで光配線方式で接続出来ている家庭が全てではなく、一部は電話回線を利用しているケースもあります。

それでも上り回線が実用的な20Mbps以上を保っていれば、体感的に支障は無いでしょう。

モバイル回線の上り速度が遅い状況が続いており、モバイル回線とケーブルテレビ回線では、下り速度のカタログ値のみを嵩上げしている状況があります。

通信品質という面では、光ファイバー回線が有利な状況です。

モバイル回線を契約する際には、月間通信容量無制限プランが適用出来るWiMAXであっても、直近3日間で10GB以上使うと1Mbpsに軽減される規約があります。

規約変更は、突然行われるものですから、契約期間に縛りがある契約であっても、改悪されてしまうと残念ながら適用されてしまうわけです。

LTE通信のモバイルルーターでは、月間7GBといった厳しい制約が課されていることが多いので、最初から無制限プランを検討すると良いでしょう。

格安SIMの中には、通信速度を3Mbpsに制限する代わりに通信速度制限を行わないタイプもあります。しかし、3Mbpsで満足出来るかどうかという点については、利用目的に適合しているか慎重に考えなければなりません。

なぜなら、通信速度制限を行わないプランでは、最低利用期間が設定されていて、1年や2年といった期間以内で解約してしまうと、解約料を請求されることがあるからです。

固定回線の速度制限は、1日で30GB以上を使った場合など、モバイル回線とは桁が違う大容量通信を行なった場合に限られます。外でも利用するといった目的が無ければ、光ファイバー線を室内まで引き込むタイプの固定回線が望ましいでしょう。